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マルプーのお散歩デビューはいつから可能?【ワクチン接種や狂犬病注射について解説します】

「子犬はいつから散歩に連れて行けるの?」と悩まれる方は意外と多いようです。
私達もそうでしたが、特に初めて犬を飼う方は「もう散歩に連れて行っていいのか?」「なにかあったらどうしよう...」といろいろ考えてしまいますよね。

そこで、この記事では子犬のうちに必要なワクチンの種類やお散歩デビューのタイミングについて記載します。

お散歩デビュー前に済ませておくワクチン接種

生後1か月半~3か月頃の子犬は、母親から移行した免疫が徐々に減っていくため、様々な感染症にかかるリスクが出てきます。具体的には下記です。

  • 発症すると有効な治療方法がない病気
  • 死亡率が高い病気
  • 人にうつる病気

これらに対して予防することが大切です。
予防方法としてはワクチンが最も有効で、多くの感染症を予防する事が出来ます。

また、ワクチン接種後は副作用が出たりする場合もあるので注射後は自宅で安静にさせてあげて、出来る限りそばにいてあげるようにしてあげてください。

ワクチンの接種回数と頻度について

世界小動物獣医師会(WSAVA)の「犬と猫のワクチネーションガイドライン」では、生後6〜8週目に1回目のコアワクチン接種を行い、その後は確実な免疫をつくるために生後16週以降までに2〜4週間隔での追加接種を行う「3回接種」が推奨されています。

その後は、1年に1回の追加接種が必要です。
ワクチンの接種のタイミングについては、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

ちなみに、もかの場合は生後3ヶ月でお迎えしたので注射は全部で3回残っており、混合ワクチン×2と狂犬病の予防注射をそれぞれ期間を空けて実施しました。
混合ワクチンは1ヶ月間隔で行う為、2回だとおよそ2ヶ月かかります。

狂犬病の注射

狂犬病は犬だけでなく人間や猫を含むすべての哺乳類に感染します。狂犬病を発症した人の95%が犬に噛まれた感染によるものであり、いまだ治療方法がなく狂犬病に感染するとほぼ100%死亡してしまう恐ろしい病気です。

狂犬病は世界中で発生しており、WHOの統計では毎年約55,000人が命を落としています。
また、獣医の方によると狂犬病の注射はかなり痛いらしく、吠えてしまったり暴れてしまう子も多いそうです。

お散歩デビューのタイミングは?

「最後のワクチンが終わったのでこれでようやくお散歩デビューができる」と勘違いされやすいのですが、実際に安心してお散歩デビューができるのはもう少し後のことです。

子犬の免疫が散歩に行っても問題ないレベルになるためには、最後のワクチンを接種してから1週間〜10日ほど必要になります。

免疫力が弱い状態で外に出てしまうと、感染症などの病気にかかる恐れがあります。

こうした事態を回避するためにも、注射直後は散歩を避けたほうがよいとされています。

そのため、安心してお散歩デビューができるのは最後のワクチン接種から10日後以降になります。

「可愛い子犬を早く外に連れ出したい」という気持ちは大変よくわかりますが、この期間はぐっとこらえて愛犬の健康を気遣ってあげましょう。

また、ワクチンの接種前はもちろんですが、接種後は免疫力が弱く体調が悪くなりやすいため、シャンプーや激しい運動など子犬にストレスがかかる行為も2〜3日程度控えましょう。

まとめ

子犬は特に免疫力が弱いので、ワクチンの接種が終了する前に散歩に連れ出し歩かせることは絶対に避けましょう。

外には様々なウイルスがあり、犬にだけに感染する病気もあります。

子犬の場合はちょっとしたことでも命に関わる可能性があるので、お散歩デビュー前は抱っこ散歩で外の空気に触れさせる程度にしておきましょう。そうすることで、大切な社会化期に街の雑音や知らない人に慣れさせることができます。

また、外に行けない期間は首輪やリードに慣らすなど、自宅でもできることをしてあげると良いでしょう。

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